8月28日の東讃RADIO CLOVERは、東かがわの珍しい地形を海から眺めるツアーのご紹介.
8月28日(土)は、みかわかよが「東かがわジオサイトクルーズ」体験レポートをお送りします!
東かがわは、実はジオサイトの宝庫。しかも3か所あり、それぞれ全く異なる特徴があります。ただ、ほとんどが海に面した場所にあり、東かがわ市内側からは見えません。
美しく貴重なジオサイトをもっと観てもらおうと、5年前から NPO法人東かがわ観光船協会が開催している、プレジャーボートでのジオサイトクルーズに参加してきました。
引田漁港から、いざ出航!!
5分ほどで、一つ目のジオサイト「引田不整合」に到着。標高82mの城山(しろやま)にある、俵転がしと呼ばれる斜面には、斜めになっている地層がくっきり。堆積岩です。右下のあたりは、白っぽい、ごつごつした花崗岩。このように、異なる時代の地層が上下に重なったものを“不整合”といいます。
次のポイントは、東かがわ市松原、鹿浦越(かぶらごし)の「ランプロファイア岩脈」。
この、白黒のくっきり縞模様はどうやってできたのか?花崗岩の地層に左右から引っ張る力がかかって、無数の裂け目ができました。そこに、溶けた黒いランプロファイア(閃緑ひん岩)が一瞬で入り込み、固まって、その後地殻変動で斜めに押し上げられたと考えられているそうです。
3か所目は、ベッセルおおちからも近い丸亀島(まるかめじま)と絹島(きぬじま)にある、「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」。絹島は、陸側から見ると、なだらかな斜面に木が生えている無人島なのですが、裏に回ると・・・
大黒柱のような石が積みあがった、断崖絶壁!浸食でトンネルが出来ていたり、絶壁が割れて細い海路になっていて、これぞ東かがわの「青の洞窟」!?海に出ないと絶対見えない、超レアなジオサイトです。
太古の昔に思いを馳せながら、約2時間半の海の旅。ぜひ一度体験してみてくださいね!
★「東かがわ ジオサイトクルーズ」
開催期間:4月~9月末までの土・日・祝日
集合場所:引田漁港
催行人数:2名~18名(小学生以上)
参加費:1名4000円
申込:東かがわ観光船協会 TEL 090-5718-3534 ※2日前までに要予約