お宝ファイル NO.1 善通寺市で発見!「ダイシモチ」.
新米お宝ハンター 岡 加依子😎🔰
謎ボスからの指令を受け善通寺市へGO🚗
お宝のニオイがする方へ…する方へ…する方へ…と進んでいくと
どーん!!!
善通寺市のスーパーや飲食店が並ぶ市街地に突如現れた広い畑?!
ここは「農研機構 西日本農業研究センター 善通寺研究拠点(仙遊地区)」
元々は農林水産省の試験研究機関で以前は四国農業試験場と言われていました。
善通寺市内には、もう一ヶ所「生野地区」もありますが、「仙遊地区」では主に裸麦と大豆の研究・開発を行なっています。
実はここ「ダイシモチ」が生まれた場所なんです✨✨
当時、ダイシモチの研究開発室の室長をされていた伊藤昌光さん
現在、裸麦育種を担当されている吉岡藤治さんのお二人にお話お聞きしました☺
ダイシモチの育種・品種改良を始めたのは1986年4月。
そこから品種登録の出願をしたのが1998年1月で、品種登録されたのは2000年2月。
ということは…出願まで12年、登録までは14年の歳月がかかっている😮
伊藤さん曰く「品種改良はそれくらい時間がかかるもの」
例えば【美味しいけど病気に弱い】×【病気に強いけど美味しくない】
↓
色々なものができるので病気に強くて美味しい品種ができるまで交配と選抜の繰り返し。
↓
病気に強くて美味しい新品種誕生!
さらに、従来の裸麦とは違う用途に使えるか?農家にとって作りやすいものか?など
ニーズがないと、なかなか品種にはなれないそうです🧐
やっとできた「ダイシモチ」ですが、しばらくは“すみっこぐらし”のような日々。
善通寺市内でも毎年一反ずつ作るくらいだったそうですが、
2006年にアメリカで「大麦に含まれるβグルカン(水溶性食物繊維)」が健康機能性分と認められ、
モチモチした食感も相まって、健康意識の高い人たちの間でじわじわと注目を集めるように。
善通寺市では2011年頃から作付面積を増やし力を入れていたところ、2016年 日本でもち麦が大ブームに🔥🔥🔥
登録から16年目のことでした。
時間はかかったけど日の目を見てよかった😭
ダイシモチなど裸麦の主な生産地は四国44%、九州北部29%、中国地方15%と殆どが瀬戸内地域とその周辺。
作付面積1位は愛媛県(35年連続!)、香川県は2位。(いつも大分県と2位を争っているそう)
イチバンボシ、ハルヒメボシ、トヨノカゼなど色々品種がありますが、
国内で栽培されている裸麦の90%以上が西日本農研(善通寺市の試験場)で育成された品種なんですって😲スゴイ✨
新品種として登場しても10年生きていればいい方と言われるこの世界で、
ブームが来る前に消えていたかもしれない「ダイシモチ」
ずーっと携わってきた人々の想い、熱意が繋いだ命です💖
大切に、大切に、いただきます🙏🍚
善通寺・仲多度のお宝ファイル NO.1 [ダイシモチ生誕の地]
善通寺市の「まんでがん おしゃべり広場」では、讃岐もち麦ダイシモチを使った様々な商品が販売されています🍚
私のオススメは【ご飯がいらないキーマ風もち麦カレー🍛】
ぜひ、足を運んでみてください🚶