お宝ファイルNO.27 旧金毘羅大芝居.
琴平町お宝ハンター✨下舞春希です🏃♀️
「強くなった、あの宝!!!」
琴平町の宝といえば・・・旧金毘羅大芝居・・・?
あ!最近耐震工事を終えて「強く」なったもんね!
ということで行ってまいりました✨
「旧金毘羅大芝居」
通称・金丸座!!!!!
いや~歴史を感じる空間でした・・・!
今にも演者の方々の声が聴こえてきそうな感じ・・・
お話を伺ったのは、
旧金毘羅大芝居・案内人の篠原忠彦さんです😊
天保6年(1835年)に建てられた、
現存する日本最古の芝居小屋・旧金毘羅大芝居。
元々は、現在の琴平町の歴史民俗資料館の位置にあったそう!
昭和45年に国の重要文化財として指定され、
この時に今の場所に移ったんだそうですよ😳
そして、その移転の際には「保存用」に建設されたため、
客席に柱が4本ありましたが・・・
芝居をするようになったため、柱をとったんだそう🧐
そして、様々な舞台の仕掛けや構造を教えていただきました✨
こちらは客席の天井のお写真。
竹を縄でしばったこの天井は、「ブドウ棚」と呼ばれるんだそう🧐
ここに黒子さんが登って花吹雪などを散らすそうですよ!!!
そしてこの仕掛けは日本でここだけなんだそうです!!!!!
この、私たちの前にあるでっぱった部分は「空井戸」。
本番になるとふたを取って、ここに飛び込んだりここから飛び出たり!
この場所が演目の中での「井戸」や「沼」になるんだそうです🤩
こちらも、日本ではここにしかないんだそうです😳😳
舞台の床にはうっすら円の切れ目が・・・
これが回り舞台‼そう!回るんです!!!
そして、人力でたった4人で回すそうですよ😳
地下(奈落)の様子がこちら!
奥に見える木の棒・ちからぼうを押すことで
舞台が回るんだそうです!
こまが入っていて、簡単に回せるようになっているんですって😉
そして足元には石が等間隔に埋め込まれており、
その石を使って踏ん張って回すんだそう。
人力なのは、これだけではありません!
照明も・・・窓の開け閉めなどで調整するそう😳
ですので、お天気などによって雰囲気も変わるとのこと。
いや~「ライブ感」ありますね😌
私達も演目の一部のような感覚になるかもしれません。
こちらは舞台の裏側の2階のお部屋。
昔は演者さんの楽屋として使われていたそうです🤗
ここの天井に、よ~~~く見ると、鉄筋が入っているんです!
今回の耐震工事では、舞台の裏側の部分を主に補強したんだそうです。
様々な舞台の仕掛けや、この建物の歴史を知って、
ますます「すごさ」が分かりました・・・。
昔の人の知恵が光る部分がたくさんあり感動するとともに、
それを大切に守ってきた人々に感謝を伝えたくなりました・・・☺
演者の息遣いまで聴こえるような会場。
人の手で作り上げられる演出。
金丸座でこんぴら歌舞伎を見たい・・・!と強く強く思いました。
楽しみに待ちたいですね😌
お宝ファイルNO.27
「旧金毘羅大芝居」