お宝ファイル NO.41 出水.
善通寺市お宝ハンター 岡 加依子です😎✨
謎ボスからの指令(ヒント)
【善通寺市にデルデルワクワクユースイ】
昔から水が豊富なことで有名な善通寺市。
地下水が自然と地表に湧き出た「湧水」のことを善通寺市では「出水(ですい)」と呼んでいます。
旧陸軍第11師団が善通寺市に設置されたのも水資源が豊富な地であったことが大きいようです。
善通寺市に80近くあるといわれる出水。。。
どこから手を付ければいいのかまごまごしていたところに救世主登場✨
四国学院大学 伊藤松雄教授✨
専門は雑草生物学、都市生態学。猫じゃらしの研究をされているそうです😳
伊藤教授は学生達と一緒に、テーマごとに善通寺市内を散策するコースのパンフレットを作成しています。
【 散策 善通寺 】
こちらで出水のことも特集されています。
街を構成する要素のひとつでもある出水、歩いて巡りましょう🚶♀️
レッツ、ぶらまつお~
四国学院大学からぶら~り10分程歩いて到着した「二頭出水(ふたがしらですい)」
「さぬきの名水」にも選ばれた市内最大規模の出水。
かつては水道水源としても使用されていたそう。
二カ所から水が沸き出ていることから「二頭」と呼ばれています。
上から見ると♡の形😆
周りには桜の木が植えられていて、春にはお花見スポットになります。
出水というのは扇状地の端に出ることが多いのですが、ここは扇状地の中でも高い場所(扇央)にあります。
昔の土器川は現在の金倉川付近を流れていたと推測されており、地下にはその伏流水が豊富。
少雨の香川県(善通寺市)では人々がそこを掘り当てたため、扇央にも出水が多数存在するのではとのこと。
二頭出水など色んな出水、金倉川などから入ってきた水を分ける「四分水路」。
水を無駄なく利用し、また洪水で押し寄せる水を小分けにして人々を水害から守る役割を担う分水路。
地元の人にとっては日常的な光景かもしれませんが、水を大切にする先人たちの文化から生まれたもの。
伊藤先生も「水路が4つに分かれているところは殆ど見たことがない!」とのこと。
取材日もとっても暑かったのですが、水の流れる音を聞き、眺めることで涼を感じることができました😉
【身近なありふれた風景の中に面白いものがたくさんあることを伝えたい。】
そんな想いから作られた 散策善通寺シリーズ
ぜひ、ダウンロードして出水めぐりを楽しんでみてください。
さらに現在、散策善通寺をブラッシュアップしたセルフガイドを作成中とのこと。
完成が楽しみです😆
取材の後、少し離れた出水スポットにも足を運んでみました。
生野町にある「壱岐の湧(いきのゆう」
遊歩道、東屋が整備されている憩いの場。
鯉や亀など生き物もたくさんいました✨
下吉田町にある「大井湧(おおいゆう)」(上湧・下湧(かみゆう・しもゆう)
吉田八幡神社の横にある大井湧。
上湧はあまり流れがなく水も少し濁っていましたが、
こちらの下湧は透明度抜群!とってもキレイ✨
小魚がたくさん泳いでいて、時間を忘れて見入ってしまいました😆
善通寺市のホームページでは平成16年に特集された出水の特集が見られます 【 水香るまち 】
お宝ファイル NO41
水の湧く街 善通寺市の出水