大竹智子の愛され学.
ご出演は
全日本作法会
家督 大竹智子 先生
「マナー」とは思いやり
言葉選びもマナーのひとつ
大竹先生が遭遇した場面を例に
お話をしてくださいました
電車の中での出来事
座っていた学生さんが
目の前の高齢者に
席をゆずろうとしました
しかし、声をかけられた人は一言
「いらん」
と言い放ちました
学生さんは
一度立った席に戻るわけにもいかず
気まずい空気が流れました
学生が席を譲ろうとした
この行為はこれで完了。
勇気ある素晴らしい行動です。
では譲られた側は
どうすればよかったのでしょうか
人にはそれぞれの事情があります
断った側も
様々な事情があるはず
まずは席を譲ろうとしてくれた人の
気持ちに感謝し言葉を伝えましょう
そのあとで、
席が必要ない事情を簡潔に述べ
辞退すればよいのではないでしょうか
「お気持ちありがとうございます
でもすぐ降りるので
結構です
お心遣いありがとうございます」
お心づかいありがとうございます
せっかくですが
立ったり座ったりがつらいので
立っている方が楽なの
だから結構です
まずは、
相手の気持ちと行動に対して
お礼を言う
これができていたら
きっと席を譲った側も
気まずい思いを
しなくて済んだのではないでしょか
思いがけず見ず知らずの人に
親切にされることがあります
必ずしもそれは
自分が必要としている行動ではないかもしれません
お断りするとしても
相手の思いやりの気持ちを
踏みにじらないよう
感謝の言葉を伝える、
それがマナーなのです