1月18日(再・21日)の東讃RADIO CLOVERは三木町から、新しい伝統を創るユニット「白山コンセプト」をご紹介.
1月18日の東讃レディオクローバーは
木桶の生活道具を、テーブルや本棚のように“一家に一台以上必ずある”モノにしていきたい。新しい伝統を創るユニット「白山コンセプト」をご紹介
昨年10月、うれしいニュースが飛び込んできました。白山コンセプトが、第2回日本伝統工芸再生コンテストにおいてクラフトリーダー賞に輝いたというものです。
Japan craft21による日本伝統工芸再生コンテストとは、工芸を21世紀に再生させるプロジェクトを見つけるためのアイデアコンテスト。白山コンセプトは「桶を基軸としたプロダクトの融合、そして林業の活性化」を提案し、ファイナリストに選ばれました。
白山コンセプトは、木桶職人、家具職人、木工職人とデザイナーの4人組ユニットで、谷川木工芸の木桶づくりの技術を広く知ってもらい、現代の生活シーンにそぐう製品を開発したいと結成されました。
メンバーは
扇町工芸の山本賢二さん(上左)
谷川木工芸の谷川清さん(上右)
Sen-studioのchiyouさん(下左
FURIKAKE Designの得丸成人(下右)さんの4人
運動不足解消のため嶽山に登った得丸さん達。白山を眺め「お盆にお椀を乗せたら白山みたいに見える」という話をしたことからこのプロジェクトが始まったそうです。
得丸さんに授賞式に参加した時のお話を伺いましたが、国の方も多く列席されていて、白杉の美しさや軽さに驚き、桶づくりの技術をとても素晴らしいと評価してくださったそうです。
本来なら捨ててしまう部材を組み合わせて作られる桶。地球環境の保全にもつながります。
現代の生活スタイルに合う製品を開発するために、様々なジャンルの職人や専門家とコラボレーションしていきたいという得丸さん。もちろん三木町のシンボルでもある白山の麓でモノづくりをしていきたいとお話してくださいました。
これまでの木桶の概念を超える、新しい価値を持つライフツールの誕生に期待がかかります。「作っていきます!」という得丸さんの力強い言葉に、木工技術製品の新たな伝統の始まりを感じました。