お宝ファイルNo.77 弘法大師・空海の足跡を辿る 香色山.
善通寺市お宝ハンター 岡 加依子です😎✨
謎ボスからの指令(ヒント)
「少年・真魚の遊び場」
「真魚(まお)」 弘法大師・空海の幼名。
善通寺さんに行けば何か分かるはず!と訪れた私を迎えてくださったのは、
総本山善通寺 広報主任の安藤誠啓さん。
「お大師さんが幼い頃、遊んでいたという場所は、こちらです!」と案内してくださったのは。。。
総本山善通寺の西駐車場のすぐ隣にある「香色山(こうしきざん)」
頑張って手を伸ばせば頂上に手が届くかも?!と思ってしまうようなコンパクトでかわいい里山。
昔は山に萩がたくさんあって、お花の季節になると「香色(こういろ)」に染まったことから「香色山」と名付けられたそうです。
香色山は、善通寺市民にとってはお馴染みの「五岳山(ごがくさん)」の一つ。
善通寺側から「香色山」「筆ノ山」「我拝師山」「中山」「火上山」
屏風のように連なる美しさから「屏風ヶ浦」と呼ばれてきました。
総本山善通寺の正式名称は、「屏風ヶ浦五岳山誕生院善通寺」と五岳山に由来します。
真魚は幼い頃、この五岳山で遊び、修行をされたと言われています。
香色山の麓にある「五智院」を起点に山の中腹をぐるりととりまく山道には四国八十八か所にちなんだ一寺一仏、88の石像、「ミニ88ヶ所」が設けられています。
五智院の中に一番札所「霊山寺」さんのご本尊「釈迦如来」をお祀りしています。
こちらをスタートし、ぐるっと回って50分ほど。山頂へ向かう登山道とは別ルートになりますが、こちらも歩いてみなければ!
登山道は、稲荷大明神の赤い鳥居が目印!
香色山の標高は153.2m。
1時間あれば行って帰って来られるということもあり、毎朝、散歩されている地元の方もいらっしゃるそうです。
整備された登山道は、とっても歩きやすい
善通寺さんご参拝と合わせて登ってみてもいいかも。
登る際は、歩きやすいスニーカーで。これからの時期は水分補給用の飲み物、帽子、虫除けなども忘れずに!
五岳山は縦走することが出来ますが、安藤さん曰く「結構キツい」。
富士山に何度か登っている方が富士山よりキツいと言ったことも
特に我拝師山は急登、鎖場もあるそうですが、いつかチャレンジしてみたいなぁ。
中腹からの眺め。
この日はあいにくのお天気でしたが、これはこれで幻想的で素敵でした。
山頂に着きましたー!
隣の「筆ノ山」「我拝師山」が間近に見えます。
360度ぐるりと見渡せる山頂。
善通寺市街地、讃岐富士、丸亀平野、そして、瀬戸大橋まで。
周りに遮るものが全くないので眺望抜群!晴れた日にまた来ないと
行きは「山頂まで◯◯メートル」と書いていた看板。
帰りは様々な「声に出して読みたい名言」が書かれていました
五智院の境内にあった立派なツツジ。
香色山は麓から山頂まで絵になる風景がたくさん。
新緑が美しいこの季節、ぜひ、足を運んでみてください!
五智院、香色山ミニ八十八ヶ所について詳しくは 五智院のホームページ をご覧ください。
また、お隣の総本山善通寺では6/15まで弘法大師空海御誕生1250年祭を開催中。
50年ごとの御誕生など記念行事の際にしか公開されない「御影堂秘仏本尊・瞬目大師像特別公開」も!!
この貴重な機会をお見逃しなく。
詳しくは、 総本山善通寺のホームページ をご覧ください。