7月5日(再・8日)の東讃RADIO CLOVERは、「風まちネット」が製作した空海の壁画をご紹介!.
東かがわ市引田の町中にある萬生寺(まんしょうじ)に、空海の偉業を描いた壁画5枚が公開されました。
製作したのは、東かがわ市の地域活性化ボランティア団体「風の港まちづくりネットワーク(通称・風まちネット)」。
今年生誕1250年の空海について学び、誰もが集まれる賑わいの場にしようと、半年がかりで製作されました。
萬生寺は、真言宗善通寺派 さぬき三十三観音霊場の七番札所。今秋からの朝ドラヒロインのモデル・笠置シヅ子さんの実家・亀井家の墓や、シヅ子が寄進した青銅製の雨どいがあります。もちろん、真言宗ということで、空海ゆかりのお寺でもあります。
お寺の右側の壁にこのたび公開された大きな5枚の壁画、タイトルは「空海の小みち」。
作画をされた、風まちネットメンバーの赤松一美(ひとみ)さんに、一緒に絵を観ながらお話を伺いました。
1枚目は、唐に向かう空海一行の船が嵐に遭い、空海が祈りをささげる絵。
臨場感、迫力に圧倒されます。
2枚目の壁画は、曼荼羅。
「この5枚の中で、一番大変でした。たくさんの方が筆を加えてくださった、みんなの思いがこもった絵になりました」と赤松さん。
3枚目の絵は、唐から日本へ帰った空海が、先達となる2匹の犬と出会うシーン。
4枚目は、まんのう池改築。空海が陣頭指揮をとり、工事の無事を懸命に祈る様子。
5枚目は、空海が、高野山の奥の院に入る場面と、現代の歩き遍路が交差するイメージ。
それぞれの絵の隣に解説が書かれており、空海の生涯を学べるようになっています。
5枚の絵の先にある出入口の木の扉には、後ろ姿の空海さんが!足元にはお寺の猫、クウちゃんとカイちゃんも描かれていましたよ。
訪れた人と、地元の人が交流できるスペースとして設けられた「ガレージカフェ 空海」。ペットボトル1本150円、冷蔵庫から取るセルフ方式。製作風景の写真も展示されています。
香川の偉人、弘法大師空海の偉業を、丁寧に描かれた壁画から感じられます。町並みの風情、地元の方とのふれあいも楽しんでくださいね。
「萬生寺」
場所:東かがわ市引田519
TEL:0879-33-2289
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