7月16日/瀬戸内の「ネコの島・佐柳島」のネコノシマホステル.
多度津港から高見島を経由して50分、多度津町・佐柳島の本浦港に到着します。
フェリーを降りると、さっそく猫たちのお出迎え!
佐柳島には本浦港と長崎港の二つの港があり、一本道で繋がっています。
そのみちの途中、本浦港から徒歩15分ほどのところにあるのが、佐柳島唯一の宿泊施設・カフェが「ネコノシマホステル+喫茶ネコノシマ」
旧佐柳島小中学校の校舎をリノベーションして2017年にオープンしました。
オーナーの村上淳一さんのお父さんがこの佐柳島出身で、小さいころは、里帰りで遊びに来ていたそう。大人になってからはしばらく遠ざかっていた淳一さんは、ある日懐かしい佐柳島が「ねこのしま」になっていることを知ります。久しぶりに行ってみよう!と奥さん直子さんと一緒に佐柳島を訪ねた時…、二人はこの場所(旧佐柳島小中学校)に強く魅かれたと言います。
多度津町の地域おこし協力隊を経て、佐柳島で暮らすご夫婦。島では、関西方面で仕事をしていて戻った人達が多く、大阪生まれ育ちの二人にはとても馴染みやすかったとか。
何より、淳一さんのお祖父さんは島で床屋さんをしていた有名人?!だと島の人達から聞かされます。お祖父さんは「まんが」の愛称で呼ばれ、特に島の若者には???人気があったそうです!!
今では、「ネコノシマホステル+喫茶ネコノシマ」は島の人達の集いの場になっています。
学び舎にあしを運び、美味しい珈琲を飲みながら昔話に花を咲かせる…。そんな穏やかな時間が流れています。
あっ!これ、忘れちゃいけない!!限定10食のカレーが絶品!です!!!
佐柳島も高齢化が進む島です。日々の暮らしの中で、地域の人の役に立てれば…と、直子さんがお手伝いをするのは、島に届いた荷物の受け入れとお届け。
フェリーの午後便で島に届く荷物はフェリー乗り場に下され、そこからは、其々が港に取りに来るか、港の切符売り場を運航会社から任されている山路さんが届けています。中には大きな荷物も。。。
山路さんと仲良しになり、いろいろと助けられることが多いという直子さんは、ネコノシマホステルの荷物を引き取りに行く中で自然と手伝うようになったそうです。
島で商店を営んできた山路さんは佐柳島のことをよく知る方で昔の島の話も聞かせてくださいました。
フェリーの切符売り場で迎えてくれる山路さんの笑顔と、人懐っこい猫たちと、居心地のいいネコノシマホステルのある佐柳島
特別に猫好きではなくても・・・また、ゆっくりと訪れたい島でした。