12月6日(再)9日)の東讃RADIO CLOVERはさぬき市から、現在進行中の「大串半島活性化プロジェクト」新施設について、建築家の堀部安嗣さんにお伺いしました。.
さぬき市北端の観光スポット、美しい瀬戸内海国立公園の一部「大串自然公園」。現在「大串半島活性化プロジェクト」が進んでいて、来年春には芝生広場に建築家の堀部安嗣さんが手がける施設「時の納屋(仮)」が完成します。
目指すのは「主役は建物ではなく環境と景観」。
堀部さんがプロジェクトに関わり始めてから5年。20回以上現地に足を運び、ランドスケープデザイナー、構造設計のプロとタッグを組んで作り上げる新しい施設は一体どんな作品になるのか、お聞きしました。
(建築家 堀部安嗣さん)
「たとえば団地で生まれた小学生が日本家屋の縁側に転がった時に『懐かしい』と言ってしまうように、新しいものに懐かしさを感じたり、懐かしいものに新しさを感じたりすることがある。実は時間は右から左に流れているのではなくて循環しているのではないか。ここを訪れた人にはそういう時間を感じてほしいですね。何度も大串に通うたびに発見があり、いろんな気づきがある。それが『時の納屋』という施設になればと思います。」
芝生広場のアプローチを歩いていくと、だんだんと海が見えてきて、建物の全貌が現れるイメージ。見えてくる建物は杉の木をふんだんに使った木造建築の平家建て。屋根のてっぺんには香川県ならではのたばこ乾燥小屋「ベーハ小屋」を模した越屋根と左右長さが違う屋根が。建て方工事の様子は現在公式Instagram(https://www.instagram.com/sanukitokinonaya/)でも公開されています。
建物の中はカフェで瀬戸内海を行き来する船を眺めながら軽食を楽しめますが、その景色を切り取る北側の窓は『最も美しく切り取ることのできる風景を考えて設けた額縁です。サイズや縦横比にもこだわり、北側に窓を作ることで太陽という照明を浴びて輝く瀬戸内海の風景を見てほしいですね』と堀部さん。
地元に自生していた植物を時と共に育て、30年後くらいにやっと公園が完成するという、これまでの公園づくりとは真逆の考え方で作られた「大串半島活性化プロジェクト」の新施設。未来の子どもたちに託せる喜びがある場所になりそうです。
完成は来年春、オープンは来年6月の予定。
工事の進捗状況はこちらでチェック!
↓ ↓
大串半島活性化プロジェクト さぬき市立「時の納屋」公式Instagram
https://www.instagram.com/sanukitokinonaya/
さぬき市のHP「聴きしるべ〜まちのニュース〜」
https://www.city.sanuki.kagawa.jp/listeningguide
■さぬき市インフォメーション
さぬき市の「ふるさと納税」より毎年冬に大人気の返礼品「さぬき市産牡蠣」をご紹介しました。旨味も逃さず味わえる「殻付き牡蠣とむき身のセット」や大容量の「不揃い牡蠣」など多くの方に楽しんでいただけるものを取り揃えています。
詳しくはこちらからご覧ください。
↓ ↓
市ホームページ(ふるさと納税)
https://www.city.sanuki.kagawa.jp/hurusatonouzei