6月30日/手島 瀬戸内の小さな島の小さな農園.
手島でブラックベリーを育てている「株式会社瀬戸内手島農園」
園主の大谷光弘さん(写真左)は滋賀県出身。
若い頃から瀬戸内の島々に憧れを抱いていたという大谷さん(四国の大学を受験したものの、当時はご縁がなく。。。)が、知人に誘われて手島を初めて訪れたのは2018年。
暖かく歓迎してくださる島の皆さんに感激し、それ以降、足しげく手島に通うように。
人口が減り続ける島のために何かできないかと思い、以前から興味があり、栽培技術の指導をいただける師匠が高知県にいることから「ブラックベリー」を栽培することになりました。
有機栽培、農薬不使用のブラックベリー。
年々、畑が増え(島の耕作放棄地をお借りしている)今年は600坪に!(第1~第4農園まで)
収穫最盛期の7月は大忙し!ということで、島のみなさんにも協力いただき収穫します。
特にお世話になっているのが、手島生まれ手島育ちの濱本道子さんと2018年に北海道から移住した蛯名光男さん。
朝5時~7時の暑くなる前に、一粒一粒、手で収穫していきます。
一足早く、黒く熟しているブラックベリーをいただきましたが、甘酸っぱくてめちゃくちゃ美味しい
種のつぶつぶ食感もクセになります。
少しだけ残っていたブラックベリーのお花。
こうやって実をつけるんですね。かわいい
手島で収穫されたブラックベリーは、一度、加工場がある滋賀県へ運び、ジャムとソースになります。
ヨーグルトに入れたり、パンにつけたり、お菓子にしたり。
購入された方から「子供が奪い合って食べるほど美味しい!」という嬉しいお声をいただくことも
商品を入れる袋のデザインは、同じく手島で香川本鷹を栽培されている高橋周平さんによるもの。
(2023年9月取材時の高橋さんは こちら)
「袋を大切に取っておきたいので、商品入れずにこのままください」と言われることもあるそうです(笑)
ブラックベリーソース&ジャムの販売は、広島の江の浦港船客待合所、本島のHonjima Stand、丸亀城観光案内所おみやげショップの3カ所です。
島の皆さんの協力なくしては、ここまで続けることが出来なかったと語る大谷さん。
今後は、「島で栽培から加工、販売まで行えるようにして、ブラックベリーを手島の産業として次の世代に繋いでいけたら。小さな島の小さな農園として、息長くやっていきたいですね。」と、大きな夢を語ってくれました。
港からのメインストリート沿い。たくさんのひまわりが植えられていました。
今年5年ぶりに復活する「手島 金之丞おどり」が行われるお盆に見頃を迎えるそうです。
7月は、ブラックベリー(黒色)。8月は、ひまわり(黄色)。9月は、香川本鷹(赤色)。
様々な色が島を彩る夏。ぜひ、手島に足を運んでみてください。
(島を訪れる皆さんへのお願い)
手島には商店がございません。訪れる際は、必ず飲み物と食べ物はご持参いただき、熱中症対策は万全に。島の皆さんのご迷惑にならないように、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
株式会社瀬戸内手島農園 ホームページ こちら
手島の情報は まるがめ せとうち 島旅ノート をご覧ください。
☆手島へのアクセス情報☆
丸亀港から備讃フェリーのフェリーもしくは旅客船にて。
時刻表など詳しくは 備讃フェリーのホームページ をご覧ください。
丸亀市では、今年度から、毎月20日を「航路運賃無料デー」とし、
本島~丸亀航路、丸亀~広島航路、児島~本島航路の3航路全てで、旅客運賃が無料となっています。
ぜひ、この機会に丸亀市の離島に足を運んでみてください。
この番組は一週間の間、 radiko でもお聞きいただけます。
また、AuDee では、過去の放送をアーカイブしています。
あなたの島旅のお供に。。。