11月20日(再・23日)手袋のまち・東かがわを学ぶ&期間限定手袋ショップ情報!.
東かがわ市は、“手袋のまち”。
約130年前から手袋製造の技術が受け継がれており、国内約90%のシェアを誇ります。
「香川のてぶくろ資料館」を訪ね、東かがわ市と手袋の歴史を学びました。放送ではクイズを出題していますので、ぜひ聴いてから読んでくださいね。
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東かがわの手袋産業は、「駆け落ち」から始まりました。
松原村(東かがわ市松原)の寺の副住職をしていた両児舜礼(ふたご しゅんれい)が、地元で知り合った15歳年下の女性と駆け落ち。行きついた大阪で、メリヤス手袋の製造を始めます。
棚次辰吉(たなつぐ たつきち)は、両児舜礼のいとこ。都会に出たいという野心家で、舜礼をたよって大阪へ出ますが、ほどなくして舜礼が死去。辰吉が後を次ぎ、大阪で会社を大きくして成功をおさめます。
そんなとき、松原村の村長と寺の住職から、ある相談が舞い込みました。
「塩業の衰退で苦しむ地元の人々を救うため、手袋産業を地元に持ち帰ってもらえないだろうか?」・・・辰吉は、二つ返事で了承。寺の境内に工場を建て、辰吉が技術指導をして主力産業へと発展させました。
棚次辰吉は今年生誕150年。企画展では、辰吉自ら開発した、明治時代の「軽便飾り縫い機」や、手袋製造技術を学ぼうと欧米に渡った際の旅券などが展示されていました。(11/22まで)
香川のてぶくろ資料館には、歴史を紹介した年表や写真、実際にフェンシングやゴルフ選手が使用した貴重な手袋や、デザイン手袋、特殊作業に使う手袋、昔のミシンなどが展示されています。
また、資料館の隣にあるアウトレットショップでは、皮手袋、ニット手袋、スポーツ用、防寒用、革財布やカバンなどが、5~7割引で販売されています!
今年も高松市・讃岐おもちゃ美術館に手袋ポップアップショップ「Oh! Some shop 2024」がオープン!
12月7日から24日まで(木曜定休)の期間限定です。
素敵な手袋、クリスマスプレゼントにいかがでしょうか?
「Oh! Some shop 2024」
営業日時:12月7日(土)~24日(火)
平日10:00~17:30、土日10:00~1900 (12/12(木)、19(木)は休館)
場所:讃岐おもちゃ美術館 shop&フリースペース(高松市大工町8-1)
「香川のてぶくろ資料館」
開館時間:10:00~17:00(受付 16:30まで)
場所:東かがわ市湊1810-1
入館料:無料
詳細: https://www.tebukurokumiai.jp/