11月24日／手島 島の盆踊りを後世へ「塩飽手島金之丞踊り」.
丸亀市の手島に400年以上前から伝わる「塩飽手島金之丞踊り」
毎年お盆の8/14に開催される「手島町盆踊り」で島民により踊られてきましたが、2018年を最後に台風や新型コロナウイルスの影響で盆踊りは中止に。その間に金之丞踊りを踊れる人は、手島でただ一人となってしまいました。その方が、宮本サト子さん（写真左からお二人目）
60年前、結婚を機にお隣の小手島から手島へ。元々踊りは苦手だったという宮本さんですが、当時「金之丞踊り」は盆踊りだけでなく小学校の運動会のプログラムにもなっており、島の殆どの人が踊れる状況。。。やむなく踊ることになったと笑いを交えながらお話くださった宮本さんが、現在は島で唯一の踊り手に。
そこで「金之丞踊り」を次世代へ継承しようと有志による保存会が発足し、今年3月には丸亀市の藤井中学校・高校のダンス部員らと共に踊りの映像を記録する「継承ワークショップ」が開かれました。
そして、この夏、手島町盆踊りが6年ぶりに復活！盆踊り復活の一翼を担ったのが、島の自治会長を務める吉田文二さん（写真右からお二人目）、高村光平さん（写真右）、高橋周平さん（写真左）ら、移住者の皆さんでした。
平成元年に手島小中学校が廃校となった際に作られた冊子には「金之丞踊り」のことも掲載されていました。
昔は男性がスゲ笠、あねさまかむりに長じゅばん、太鼓帯に草履履きの女装をして、のんびりした太鼓の音に合わせて踊っていたそうです。
今年は島外の方が生歌と太鼓を担ってくださいましたが、来年は高橋さんが太鼓を叩いて、高村さんは踊りをマスターする！と意気込んでいます。宮本さんも「若い人にお任せします」と嬉しそうでした。
宮本さんの出身地「小手島（写真左）」と「手島（写真右）」（さぬき広島から臨む）
中学時代バレーボール部だった宮本さんは3年生の時に塩飽大会、丸亀市大会、中讃大会を経て県大会に出場し、見事初優勝！！
なんと、そのお話が、巨匠 木下惠介監督により1967年に実写映画化されました。
宮本さんは映画公開当時は子育てに忙しかったこともあり、これまで一度も観たことがないそうで、お隣のさぬき広島にて、映画の上映会をしようという話が出ているのだとか。
中学卒業後、全く会えていない同級生たちとも久しぶりに会えたらいいねぇと当時を振り返りながらお話くださいました。私もぜひ上映会が開催されたら観に行きたいです！！
☆手島へのアクセス情報☆
丸亀港から備讃フェリーのフェリーもしくは旅客船にて。
時刻表など詳しくは 備讃フェリーのホームページ をご覧ください。
丸亀市では、今年度から、毎月20日を「航路運賃無料デー」とし、
丸亀～手島航路、丸亀～本島航路、児島～本島航路の３航路全てで、旅客運賃が無料となっています。
定員に達した場合は、ご希望の便に乗船できない場合がありますので、あらかじめ、時間に余裕をもって港へお越し下さい。
そして、手島には飲食店も自動販売機もありません。食べ物、飲み物はしっかり持っていきましょう。そして、ごみは自身で持ち帰るなど、島民の方のご迷惑にならないように、出会った時は、笑顔で挨拶を！マナーを守って島時間をお楽しみください。
手島の情報は まるがめ せとうち 島旅ノート をご覧ください。
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また、AuDee では、過去の放送をアーカイブしています。
あなたの島旅のお供に。。。
香川しまびより