12月22日/(高松市男木島)男木島図書館.

男木港から細い路地を歩いて3分。急な坂道を登って辿り着く「男木島図書館」を訪れました。島の民家のような佇まいの外観ですが、もともとは使われていなかった廃屋。空き家も多い男木島ですが、移住してくる方のために人が住める場所は残して人が住めない場所を図書館に活用しようとこの場所が選ばれました。

建物の権利関係を整えるのに1年、手作業でのリノベーションに1年。2年かけて2016年に完成した男木島図書館。建物の補強も兼ねた壁に作り付けた本棚や小学校の机の上に5000冊の蔵書が並べられています。うち2000冊は男木島図書館を作られた額賀さんの蔵書。残りは図書館完成のお祝いにと県内外から寄贈された本なのだとか。

窓からは瀬戸内海やお庭のみかんの木が見え、ここに住んでいるかのように過ごせる場所。「なんだか懐かしい」「時間を忘れてしまう」と訪れた方が言われるのだそう。

細いハシゴのような階段を登れば2階のフロア。屋根裏部屋に座敷があって島の子どもたちのお気に入りの場所。歴史漫画や児童書が並びます。窓からは港が!

カウンターは本の貸し出しだけでなく、運営のお手伝いをしている香川大学男木島プロジェクト「ここぢから」が考えたスイーツやドリンクメニューをオーダーできます。本を読みながらゆっくりといただくのもOK。また、移住者と島の人との交流窓口になるように移住相談も受け付けています。

男木島図書館を作られた額賀順子さん(写真真ん中)は福島県のご出身。男木島出身の旦那さんが島のホームページを作成するのをきっかけに家族で来島。閉校していた男木小中学校に通ってみたい、という娘さんの一言から学校の再開を目指した活動を行い、実現に至りました。男木島移住が決まった際、学校を継続していくためにも島に新しく住む人にとっての助けの場所が必要と男木島図書館を作ることに。

「完成後、関わる仲間のモチベーションや生活のステージが変わっていく中で続けていくのは大変。だからこそ続いていくこと自体が幸せのひとつじゃないかなと思います。」

 

■男木島図書館

場所/香川県高松市男木島148-1

開館日/不定期・詳細はInstagramにて

アクセス/男木港から歩いて3分ほど

公式サイト/https://ogijima-library.or.jp

香川しまびより

今日も、香川は “しまびより”

穏やかに晴れた日曜日の朝は、瀬戸内海にぽっかり浮かんだ香川の島に出かけたくなる、絶好の“しまびより”。

寄せては返す瀬戸のさざ波に誘われて3人のパーソナリティが、香川の島々に暮らす人たちに会いに行きます。

そこに代々暮らし続けている人、戻ってきた人、または、新たに暮らし始めた人。

今、島に暮らしているいろいろな人たちのお話しを通じて、そこに脈々と流れる歴史や独自の文化、そして今でも続く風習など、私たちが知っているようで知らない、島々の魅力をお伝えします。

放送時間
毎週日曜日9:00~9:15
毎週木曜日12:30~12:45(再放送)
パーソナリティ
市川智子、柏原砂里、岡加依子

アーカイブ

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