1月5日/丸亀市・本島 北の大地から瀬戸内へ.
北海道函館市出身の山内裕之さん。
2000年頃、北海道でホールの音響主任をしていた時にスペインからやってきたフラメンコ公演を観て衝撃を受け、その1年後に仕事を辞め、フラメンコを学びにスペインへ。日本に帰ってきてからはフラメンコギターの指導や演奏、そして、作曲・編曲の仕事をするなど音楽漬けの充実した日々を送っていました。
ところが2020年のコロナ禍でステージの仕事が激減。体調も崩し、これからどうしようかと思っていたところ、山内さんのフラメンコギターの弦を作ってくれているご友人の知り合いに本島・笠島集落出身の方が居て、移住を考えている人を探しているとのこと。
早速、下見に来た「笠島まち並保存地区」の風景や空気感に一目惚れし、即移住を決意。
山内さんが20歳位の頃、一人旅をした時に兵庫県の海沿いの工場地帯から見た瀬戸内海の美しさに感動し、いつかこの海が見えるところに住むことが出来たらなぁと思っていたら、瀬戸内海のど真ん中に来ちゃったとのこと笑
現在は、オンラインでお仕事の打ち合わせやフラメンコのレッスンを行ったり、ライブの演奏で全国各地を飛び回っています。
山内さんの長年の相棒でもある猫ちゃんも一緒に東京から本島へ。
築150年ほどの古民家でのんびり島猫ライフを送っています。
日本の民謡のようにスペイン各地にあるフラメンコ。
江戸時代の石切丁場が残る本島で、石を切り出す際に歌われていたという歌とスペインで蹄鉄の作業をしながら歌われていたという歌の最初のリズムが全く一緒!!
本島のフラメンコを作るどころか、すでにあったことにびっくりしたそうです。
東京時代からの友人やフラメンコ教室の生徒さんからは、「本島に移住して良い顔になったね。」とよく言われるそう。
「作曲していてもポンポンとアイデアが浮かんでくる。場所がそうさせるというか、人生でこんな経験するとは思わなかった。ここで一生を終えたいくらいどハマりしています。」と笑顔で語ってくれました
☆本島へのアクセス情報☆
丸亀港から本島汽船のフェリーもしくは旅客船にて、約20分から35分。
時刻表など詳しくは 本島汽船のホームページ をご覧ください。
丸亀市では、今年度から、毎月20日を「航路運賃無料デー」とし、本島~丸亀航路、丸亀~広島航路、児島~本島航路の3航路全てで、旅客運賃が無料となっています。
本島・広島の各港には、地元に縁のあるお土産が販売されています。
ぜひ、この機会に丸亀市の離島に足を運んでみてください。
本島の情報は まるがめ せとうち 島旅ノート をご覧ください。
この番組は一週間の間、 radiko でもお聞きいただけます。
また、AuDee では、過去の放送をアーカイブしています。
あなたの島旅のお供に。。。