1月12日/土庄町・小豆島 歌って踊れるまち磨きの達人『チョーケシ兄やん』と霜月大師市.
2024年12月21日、小豆島土庄町 西光寺の霜月大師市にやってきました。
弘法大師の月命日に合わせて年に2回開かれるこの市には、多くの方がお参りがてら門前にならぶ植木市や商店街の露店を楽しみにやってきまます。
本堂では無病息災・家内安全を家族みんなでご祈祷いただきに来られる方が多い様子。境内では檀家さんがコロナ禍以来の温かいおぜんざいのお接待をしてくださいました。
ひときわ賑やかだったのが四恩の門前。写真の楽しそうに歌い踊るツナギ姿の男性は、西光寺から歩いてすぐの場所にある「妖怪美術館」 の運営スタッフであり、小豆島・迷路のまちのアートプロジェクト代表の佐藤秀司さん。通称『チョーケシ兄やん』です。
毎年霜月大師市の日はここに登場し、妖怪美術館が毎年一般の方から広く募集している『今年の世相を表す今年の妖怪』をお披露目(2024年は『妖怪米隠し』に決定!)。
恒例の オリジナルソング『チョーケシのうた』『小豆島音頭』などを歌い踊るライブステージも行われ、小豆島のキャラクター オリーブしまちゃんと息ぴったりのダンスを見せてくださいました。
佐藤さんは福島県のご出身。2013年に転職を機に小豆島土庄町に移住し、アートプロジェクトを通じてまちの活性化を行なってきました。聴きなれない小豆島の方言に戸惑いつつも、少しずつ地域のみなさんに歩み寄り、いまでは大師市の運営を手伝うまでになったのだそう。
2022年には移住してからの日々を活字にまとめた著書「迷路のまちの小さな美術館の挑戦」を出版。細い路地が入り組んだ独特なまちを売りにした観光スポット「迷路のまち」に妖怪美術館がだんだんと浸透していく様子や、佐藤さんが企画した刺激的なイベントのあれこれが描かれています。
「島に来てからは新しいことばかりにチャレンジでき、日常の生活がとにかく充実している。」と佐藤さん。今後も妖怪文化を広めながら、迷路のまちが発展していくように働きかけていきたいとお話ししてくださいました。
2月2日(日)には妖怪美術館としても大プッシュのビッグイベント「妖怪万博2025」が決定! 全国から妖怪に関する取り組みをしているみなさんが土庄町フレトピアホールに集い、100を超えるブース出店や妖怪研究会BIG3と言われる専門家のトークショー、コスプレ、妖怪ゆるキャラステージなどが行われます。詳しくは公式サイト(https://www.yokaiexpo.com)をご覧ください。
妖怪美術館
場所/香川県小豆郡土庄町甲398
営業時間/9:00〜21:00(木曜のみ~17:00)
定休日/水曜日(祝日は無休)
お問い合わせ先/0879-62-0221
公式サイトhttps://meipam.net