お宝ファイルNO.160　上野彫刻所　上野俊之さん.

まんのう町佐文の県道から見えるのが
こちらの建物

上野彫刻所

代表　上野俊之　さん(85)

上野彫刻所では
太鼓台
神輿
獅子頭
祭礼品各種
仏像
神仏品

などの製作、修理を行っています

上野さんは、
讃岐一刀彫の香川の伝統工芸士
でもあります

この日、
現物はありませんでしたが
太鼓祭りの山車　太鼓台

の製作・修理を行っています

数トンある太鼓台は
多少荒々しく暴れても
決して壊れることがないように
組まれています

上野さんは太鼓台の
木組みから装飾まで
ぜーんぶ一人で仕上げます

獅子頭

塗りの作業
かな飾りの彫金も見事

彫金は
鏨（たがね）を使いますが
ちょうどいいのがないため
ご自身で手作りするそうです

オリジナルの鏨（たがね）

工房によっては
専門の職人さんに外注するところもあるそうですが
上野さんは
彫金、螺鈿細工など全て自分でデザインから行う主義

工房にはこの数倍の数の道具や刃が
所狭しと並べられています

こちらは指が折れた仏像

只今　治療中

新しい指が取り付けられています

早く治りますように
お大事に

上野さんのお弟子さん

高田　慎さん(24)

修業６年目
子どもの頃からモノ作りが好きだったそうです
上野さんに弟子入りして
太鼓台を一人で作るという事実に
驚いたそう
自分に向いている仕事だと思います
と話してくれました

上野さん
元日半日ほど休むだけで
あとは毎日工房に通っているそう

このお仕事が「好きでたまらない」

のだそうです

そして、依頼があれば何でも引き受けてしまうため
常に作業に追われているもよう

お宝ファイルNO.160

地域の祭りを支える職人　

上野彫刻所　上野俊之　さん

そして、お宝ハンターマニア（？）に嬉しいお知らせ🌟

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