お宝ファイルNO.165 見つけたら幸せになれる超絶レア屋台「松玉饅頭」.
善通寺市お宝ハンター 岡 加依子です😎✨
謎ボスからの指令(ヒント)
【超絶レア!総本山善通寺の境内にあるトランプ柄の名物饅頭】
指令をヒントに総本山善通寺へ!
大駐車場に車を停めて、御影堂を過ぎ、仁王門をくぐって歩いていると。。。
おっ!屋台が並んでいるぞ!
ありましたー!!「松玉饅頭」
トランプ柄の暖簾が目立ってるぅぅ
「松玉饅頭」店主の山口裕二さん(山口製菓)にお話お聞きしました。(山口さんはシャイなため遠目の写真)
総本山善通寺の境内で松玉饅頭を出店するようになったのは、50~60年前のこと。
山口さんのお父様が、兵庫県姫路市で「松玉饅頭」を考案した方からレシピを譲り受けたのが始まり。
現在、「松玉饅頭」を作っているのは全国で山口製菓さんだけ!!
「松玉饅頭」の名前の由来は、お饅頭の形が松ぼっくりに似ているから?
山口さん「作った人の名前が一文字入っているんです。その人が作った、たまご饅頭だから『松玉饅頭』です。」
おかぴ「松田さんとか?松本さんとか?」
山口さん「名前はご想像にお任せします」
屋台でよく見かける「たこ焼き器」を流用。生地を流し込み焼いていきます。
カステラ生地の材料は小麦粉、卵、砂糖と至ってシンプル。
たこ焼きより一回り大きく、長い「松玉饅頭」。これより小さくなっても、丸くなってもNG。
この絶妙な加減は、山口さんの腕が覚えています
山口さんは中学生の頃からお手伝いをしていたそうで、かれこれ35年ほど焼き続けています。
幼い頃は、お仕事をしている家族についてきて善通寺さんの広い境内で遊んでいたそう
「松玉饅頭」にしかない大きな特徴が中に”白餡”が入っていること!!!
白餡も山口さんの手作りなんです!!
初めて食べる方や白餡が入っているのを知らずに食べた方は、「えっ?!何か入ってる?!美味しい!!」と驚かれるそう。嬉しいサプライズ
ふっくら膨らんでくると、鼻をくすぐる優しい甘い香りが漂ってきます。
この匂いにつられてやってくる人多数!
こんがりきつね色に焼けたら手際よく金串で一つずつ取り出していきます。
焼き立てをいただきました外の皮はもちもち、中の生地はふわふわ
そして、ほんのり塩味が効いた白餡がアクセントになっていて、めちゃくちゃ美味しい
塩味の加減も季節によって少し変えているそう。長年の経験と勘がなせる職人技です
そして、この「松玉饅頭」のスゴイところは「冷めても美味しい」ということ。
生地がしっとりして、こちらも好み
山口さん「添加物を使用していないので、日持ちしないんですけどね。」
おかぴ「大丈夫です。秒でなくなるやつですから。笑」
本堂への道中で食べ切ってしまい、帰りにもう一袋購入するお客さんもいるそう。(めちゃくちゃ分かる!!)
また、持って帰って油で揚げる常連さんもいるとのこと。
私も想像で揚げたみたら、めちゃくちゃ美味しかったです(今度、実際にやってみます)
12個入り500円、24個入り1000円。
「このトランプ柄の袋だったら白餡が入っているやつだ!」と覚えてくれている方も多く、見かけると「あ!あった!あったよ!!」と叫びながら走ってくるお客さんもいるそう笑
善通寺さんに初詣にいらっしゃる方の中には、年に一度のお楽しみにされている方も。
山口さん「ありがたいことに家族二世代、三世代でファンという常連さんもいて、この味を求めてきてくれているので、味と袋は変えずにやっていきます。」
5月のゴールデンウィーク頃までは、総本山善通寺の境内にて土日祝日の営業。
時間は、9:00~16:00頃
悪天候時はお休みとなります。
営業する日の朝にインスタグラムのストーリーがアップされますので要チェック
夏と秋は、中讃西讃のお祭りに出店しています。
最新情報は 松玉饅頭インスタグラム をご覧ください。
そろそろ桜の開花が気になる頃ですが。。。総本山善通寺は早咲きの桜「涅槃桜」が有名。
例年、3月中旬~下旬にかけて観られます
善通寺の春は「涅槃桜と松玉饅頭」 ぜひ、お楽しみ下さい