4月13日/丸亀市・小手島 島が紅白に染まる春が今年もやってきた!.

今年も岡田さんと源平桃に会いに小手島に行ってきました!

 

港を降りてすぐのところには、ミニ源平桃。

 

一本の木に紅白の花を咲かせる珍しい花桃「源平桃」。

20数年前、実家の庭でお父様が植えられていた源平桃から種を採り、島の各所に植樹をしたのが当時、島の自治会長を務めていた岡田薫夫さんです。

 

取材に伺った4/5は、例年だと満開を迎えている頃ですが、今年は5〜7分咲きといった感じでした。

岡田さんによると「昨年は猛暑で、元々雨が少ない小手島は殆どと言っていいほど雨が降らなかった。一方で早く冬が来て寒かった。島で氷が張るなんてめちゃくちゃ珍しいこと。また昨年の秋には狂い咲きをする源平桃も。こんなこと今まで一度もなかった。そういった様々な影響があり、ほんの少し花が小ぶりな感じがするが、咲くとやっぱり美しいね。」

また、源平桃は咲いた後、少々の雨風には耐え、しぶとくなかなか散らないそう。

中には咲いてから色が変わるもの(例えば真紅→桃色)もあり、長く楽しめるとのこと。

 

白が多い木、桃色が多い木、紅色が多い木と様々で、見ていて全く飽きません。

岡田さん「紅白うまく咲いているミスター源平桃の種をとり、苗を育てて植えているんだけど、10本植えて、自分の理想の色になるのは2~3本かな。まぁ、どんな色の源平桃も美しいんだけど(笑)」

 

瀬戸内海の島々をバックに映える源平桃。

港周辺でも源平桃を見かけますが、島の一本道を上って西側に来ると源平桃の並木道が。

岡田さんの姿を見て、ご近所の大倉さんと合木さんが自分もやってみたいと手を挙げてくださり、3人が中心となって島に植樹をしていきました。

今、島の源平桃は10〜20歳くらい。

岡田さん「桜ソメイヨシノと同じく、綺麗な花を咲かせる時期は60歳くらいまでかな。全国的に桜の名所で木の老化が問題となっているが小手島も同じ。新たに苗木を作ってはいるが、これを引き継いで植え替えして、管理してくれる後継者がいない。景色も自分たちで作って、管理していかないと。地味だけど続けることが大事なんだよ。」

 

岡田さんの座右の銘は日本画家 堀文子さんの言葉「群れない、慣れない、頼らない。」

中学卒業後、岡山・児島で修行を積み、東京で高級紳士服のテーラーとして働いていた岡田さんですが、45歳の時にご両親の介護のため島へUターンされました。

岡田さん「その時、東京のことは忘れようと腹に決めた。自分一人でもできることがある。だから、こういうことができたんだと思う。」

 

御年83歳の岡田さん。

「体は若い頃のようにはいかないけれど、まだまだ野心を持っている!妻にいつまで源平桃植えるん?!と言われながらも、まだまだやっていくよ!」と笑顔でお話くださいました。

ちょうどこの日、HOTサンダルプロジェクトの卒島生で丸亀市の塩飽諸島に移住した高橋さんと田嶋さんが源平桃を観に来ていました。

取材させていただいたことがある御三方が偶然揃ったことに大興奮し、写真をお願いしてしまいました(笑)

源平桃は今年もそろそろ見納めとなりますが、島の各所にある手作りアートと共に、小手島の春をお楽しみください。

 

この番組も4月から3年目に突入。

島で暮らす人々との出会いを大切に、これからも「香川のしまびより」をお届けして参ります。

 

 

☆小手島へのアクセス情報☆

丸亀港から備讃フェリーのフェリーもしくは旅客船にて。

時刻表など詳しくは 備讃フェリーのホームページ をご覧ください。

 

小手島の情報は まるがめ せとうち 島旅ノート をご覧ください。

 

この番組は一週間の間、 radiko でもお聞きいただけます。

また、AuDee では、過去の放送をアーカイブしています。

あなたの島旅のお供に。。。

香川しまびより

今日も、香川は “しまびより”

穏やかに晴れた日曜日の朝は、瀬戸内海にぽっかり浮かんだ香川の島に出かけたくなる、絶好の“しまびより”。

寄せては返す瀬戸のさざ波に誘われて3人のパーソナリティが、香川の島々に暮らす人たちに会いに行きます。

そこに代々暮らし続けている人、戻ってきた人、または、新たに暮らし始めた人。

今、島に暮らしているいろいろな人たちのお話しを通じて、そこに脈々と流れる歴史や独自の文化、そして今でも続く風習など、私たちが知っているようで知らない、島々の魅力をお伝えします。

放送時間
毎週日曜日9:00~9:15
毎週木曜日12:30~12:45(再放送)
パーソナリティ
市川智子、柏原砂里、岡加依子

アーカイブ

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