瀬戸内国際芸術祭2025:女木島の作品をご紹介🎵.
先週金曜4月18日に開幕した「瀬戸内国際芸術祭2025」。
さっそく高松港からフェリー「めおん」に乗って20分の女木島を楽しんできました。
作品は港周辺の集落に21点、山の上の鬼ヶ島大洞窟に2点。集落の作品は歩いて廻れるコンパクトさです。
島に降り立ったとたん、時間のながれがゆっくり。
裏路地や港を歩いていると突如現れるアート作品に驚きます。
住宅街や田んぼの中にある空き家や倉庫を活用した作品たち。
外観と中のギャップに驚きます。
個人的にお気に入りだったのは、今回の新しい作品でかわいい女木島の住人たちが住まう つんさんの「あなぐまち」という作品。すみずみまで見てみるとじわじわと楽しめます。
そして2016年の瀬戸芸で女木島に誕生した依田洋一朗さんの作品「ISLAND THEATRE MEGI『女木島名画座』」。ニューヨークに最後まで残った42番街の古い劇場(映画館)をイメージし、本格的な赤いベルベットの内装ができあがっています。
プレス向けの取材では海外アーティストにお会いすることもできました。
左から、エミリー・ファイフさん、ヤコブ・ダルグレンさん、サラ・ハドソンさん。
女木島小学校の中でヤコブさんとサラさんの作品を楽しめます。
プールで表現されたヤコブ・ダルグレンさんの作品「色彩の解釈と構造」
島や高松市で集めた四角いものを積み上げて新しいまちを作るといったアート。遠くから見ると本当にどこかの都市のようですが、近づいて見てみると家に転がっているようなものやいらなくなったものなどが…『捨ててしまうものもこうやってあつまれば美しいものなのだと感じてほしい』とヤコブさん。
サラさんの作品は保健室のちいさな白いお部屋の中に展開されています。
絵画と石をつかった造形、そして映像の作品「石は憶えている、そしてわたしは耳を傾ける」
ニュージーランドのモウトホラ島の出身であるサラさん。女木島の石と故郷の島の土を使った作品で、先住民の血を引いているサラさんならではの『自分の居場所はどこ?』という思いを表現されています。
水彩画のようなやさしい絵画は見ている人の心をくすぐります。
そのほかにもまだまだたくさんのアートが女木島にはあります。
鑑賞後は海岸でぼーっと海を眺めている人や、作品の一つであるピンポン台で遊ぶ人など、フェリーがやってくるまでの島時間をとっても楽しんでいました。
瀬戸内国際芸術祭2025の作品や最新情報についても公式サイトで発信されていますのでぜひチェックしてからお出かけしてみてくださいね。
リアルな混雑状況も逐一アップされていますのでご参考に~!
▪️瀬戸内国際芸術祭公式サイト
https://setouchi-artfest.jp/